ハワイでレンタカーを借りたいけど交通ルールはどうなってるの?
と、お考えの方は多いのではないでしょうか。
澄み切った空、青い海を横目に海岸線を運転できれば最高ですよね!
そのワクワクの半面、初めてハワイで運転する方の中には、
『レンタカーでいろいろ周りたいけど、ハワイの運転ってどうなの?』
『そもそもハワイの交通ルールをよく知らない』
と不安な方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のために、ハワイでの運転に大切な基本的な交通ルールとマナーをご紹介します。
きちんと理解し、不安や心配なくハワイでのドライブをより楽しいものにしましょう!
左ハンドル・右側通行。数字はマイル表示
アメリカ本土と同じく左ハンドル、右側通行が基本です。
このルールは、アメリカ合衆国内で一貫しており、ハワイにおいても例外ではありません。
速度表示や距離の測定は、マイル単位で行われます。
普段の慣れで、車線をつい間違いそうになる可能性がありますので、十分に気をつけましょう。
横断歩道の歩行者には細心の注意を
ハワイでは、歩行者の安全が最優先されます。
ドライバーは、横断歩道に近づく際には特に注意を払い、歩行者がいる場合は必ず停止して彼らが安全に通行できるようにする必要があります。
特に観光地や繁忙なエリアでは、ドライバーは横断歩道での歩行者を常に注意することが重要です。
これは、歩行者とドライバーの間の安全な共存を促進し、交通事故のリスクを減らすための措置です。
歩行者の安全を確保することは、ハワイでの運転の重要な側面の一つです。
赤信号の右折が可能
赤信号での右折が原則として許可されています。
ただし、完全に停止してから、かつ交巡してくる車両や歩行者、自転車に注意を払い、安全を確認してから右折しましょう。
右折禁止のサインがない限り、赤信号であっても右折をすることができるのですが、この際の注意点としては、必ず他の交通ルール、特に優先道路の車両や歩行者に道を譲ることが求められます。
赤信号での右折禁止サイン
しかし、一部の交差点では「No Right Turn on Red」のサインが設置されている場合があります。
このサインが設けられている交差点では、赤信号での右折が一切禁止されています。
ドライバーは赤信号で停止し、信号が緑に変わるまで待つ必要があります。
このサインは、交通の流れや歩行者の安全を考慮して特定の交差点に設置されているため、見落とすことのないよう、注意を払って運転することが重要です。
全席シートベルトと年齢別チャイルドシート着用の義務
乗車する全ての人がシートベルトを着用することが義務付けられています。
前席はもちろんのこと、後席に座る乗員も含まれます。
特に子供に関しては、年齢や体格に応じて適切なチャイルドシートやブースターシートの使用が求められます。
乳幼児は2歳未満は後ろ向きのチャイルドシートに、2歳以上4歳未満の子供は前向きまたは後ろ向きのチャイルドシートに、そして4歳以上10歳未満の子供はチャイルドシートやブースターシートに座る必要があります。
ただし、子供が身長4フィート9インチ以上の場合は、これらの要件から除外される場合もあります。
スピードバンプ
スピードバンプは、車両の速度を抑制し、歩行者や地域の安全を確保するため、道路に設置されている段差です。
ハワイの道路においても、特に学校周辺や住宅街など、子供たちや歩行者の安全を確保する必要があるエリアに設置されている場合があります。
スピードバンプに近づく際には速度を落とし、車両を慎重に操作し、ゆっくり通過しましょう。
スクールバスは追い越し禁止
スクールバスの周囲での運転には特別な注意が必要です。
特に、スクールバスが子どもたちの乗降を行っている間は、その周囲での追い越しは厳しく禁止されています。
スクールバスが赤い信号灯を点滅させて停止している場合、すべての車両は停止しなければなりません。
スクールバスと同じ車線だけではなく、対向車線の車両も同様です。
スクールバスが再び動き出し、赤い信号灯が消えるまで進むことはできません。
これは、子供たちが安全に乗り降りできるようにするための措置です。
違反した場合、最大$1,000の罰金が科されることがあります。
ただし、分離帯やその他の空間によって区切られた反対方向の車線にいる車両は停止する必要はありません。
運転中は携帯電話の使用禁止
運転中の携帯電話の使用が厳しく制限されています。
具体的には、テキストメッセージの送受信、通話、インターネットの閲覧など、手を使って携帯電話を操作する行為が禁止されています。
ただし、ハンズフリーデバイスを使用した通話や、ナビゲーションシステムの利用は許可されています。
運転中は携帯電話の使用を控え、安全運転に努めましょう。
追い越しできる場所とできない場所
直線での見通しの良い場所や追い越しレーンが設けられた道路では、一般的に追い越しは許可されています。
しかし、二重線のある道路やカーブ、丘の頂上など視界が不十分な場所では追い越しが禁止されています。
また、追い越しのルールは、センターラインの色や形状によって異なります。
- 黄色の実線・・・追い越し禁止
- 黄色の破線・・・対向車や周囲の状況が安全と確認できれば追い越し可能
- 実線と破線・・・実線側は追い越し禁止、破線側は追い越し可能
覚えておきたい主な道路標識
YIELD(イールド)
他の車両や歩行者に道を譲ることを示しています。
この標識がある場所では、進行を続ける前に周囲の状況を確認し、必要に応じて停止して優先権を譲る必要があります。
ONLY(オンリー)
特定のレーンが特定の動作(例えば、左折のみや右折のみ)に限定されていることを示します。
この標識が設置されているレーンでは、指定された動作以外を行うことはできません。
ONE WAY(ワンウェイ)
道路が一方通行であることを示しています。
この標識がある道では、標識の指示する方向にのみ進むことができ、逆方向に進むことは禁止されています。
STOP(ストップ)
完全に停止し、交差点や歩行者を確認した後、安全であれば進行することができます。
この標識がある場所では、必ず停止線や横断歩道の手前で停止する必要があります。
DO NOT ENTER(ドゥノットエンター)
進入禁止を示しています。
この標識がある場所への進入は一切禁止されています。
LEFT TURN YIELD ON GREEN(レフトターンイールドオングリーン)
緑信号で左折する際に、対向車両や横断する歩行者に注意し、必要に応じて優先権を譲る必要があることを示しています。
対向車両がいない場合に限り、左折が許可されます。
LEFT ON GREEN ALLOW ONLY(レフトオングリーンアローオンリー)
緑の矢印信号が点灯している時にのみ左折が許可されていることを示しています。
この標識がある交差点では、緑信号の間は他の車両が赤信号で止まっているため、安全に左折することができます。
これらの標識は、ハワイの道路で安全に運転を行うために非常に重要です。
運転中は常にこれらの標識に注意を払い、適切に対応することで、自分自身と他の道路利用者の安全を守ることができます。
路上駐車に注意
路上駐車は、特に注意が必要なポイントの一つです。
公共の道路やハイウェイでの長時間の駐車、車の販売や修理、洗車のための道路利用は禁止されています。
また、正しく駐車していない場合は、罰金が課されることがあり、場合によっては車がレッカー移動されることもあります。
駐車禁止サイン
駐車禁止のサインやマーキングは、歩行者や他のドライバーの通行を妨げたり、交通の流れを阻害したりする可能性のある場所に設置されています。
たとえば、公共または私有のドライブウェイ、交差点、横断歩道、荷物の積み降ろしゾーンなどが該当します。
赤い縁石は駐車禁止
赤い縁石は駐車禁止を意味します。
赤い縁石の近くの路上での車両の洗浄や修理、販売目的での展示も禁止されています。
黄色い消火栓がある前は駐車禁止
黄色い消火栓の周辺10フィート以内の駐車は禁止されています。
万が一の火災時に消防車の作業を妨げないようにしましょう
まとめ
いかがでしたか?
ハワイでの運転には、日本と異なる交通ルールが多くあります。
それらをきちんと理解し、アロハ・スピリットを常に心がけ、歩行者や他のドライバーに対して思いやりある運転をすることが大切です。
ルールを守って、快適で安全なドライブを楽しんでくださいね。